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今回は仕入品や商品といった品目の登録を行うのに必要な前準備で、品目モデル グループ の作成を行います。
品目モデル グループは品目の入庫および出庫時における品目の管理方法および処理方法を決定するためのもので、品目に紐づけて使用します。
新規の品目を登録する際 品目モデル グループ を設定する必要がありますが、法人を新規作成した場合 品目モデル グループ はひとつも存在しない状態ですので品目を登録する前に作成しておく必要があります。
品目モデル グループの作成
設定は以下の場所から行います。
[在庫管理] モジュールの [設定] > [在庫] > [品目モデル グループ]
左上の [新規] ボタンを押して新規レコードを作成し、必要最低限な情報として今回は次の通り設定しました。
品目モデル グループ : std
名前 : 標準原価
在庫モデル : 標準原価
(他の設定は画像のとおり)
[原価計算方式と原価認識] と [在庫ポリシー] のふたつの設定グループがあり、それぞれに沢山設定項目がありますが、どれも Dynamics 365 の運用に深く関わる重要な設定になります。
在庫モデルについては原価計算方式になりますので、会社で定められているものを設定しましょう。
在庫ポリシーは “マイナス在庫を許容するかしないか” や、業務プロセスの要所要所で整合性の確認を行うかどうかなどを設定します。 (「この処理を行うには事前にこの処理を完了させておく必要がある」など)
このあたりの設定は開発環境で色々変更しながら、どの設定が一番自分の会社にしっくりくるか検証することになると思います。
本連載ではすべての品目に対してここで作成した品目モデル グループを設定しますが、本来は品目によって設定が分かれると思うので、その種類分グループを作成しましょう。