Dynamics 365 Finance and Operations, Supply Chain Management 奮闘記 – サイト・倉庫の作成

本連載の Index は こちら

今回はサイトや倉庫といった “場所” に関するマスタの初期設定です。

Dynamics 365 には物の置き場所の管理単位として次のレベルが使えるようです。

・サイト
・倉庫
・場所
・ライセンス プレート

上から順に細かくなっていくイメージですかね。

“場所” とはちょっと違うかなと思ったので書きませんでしたが、在庫状態なるものもあります。
例えば、「この場所に置かれた使用可能なもの」の「使用可能なもの」が在庫状態で、同じ場所にあっても品目の状態別に管理できる機能まであるようです。

どのレベルまで使うかは選択でき、あまり細かい管理が必要なければ使わずに運用することもでき、今回の記事ではサイトと倉庫まで作成して使ってみます。

サイトや場所などの設定は、運用する会社によってその会社に合うかたちがまったく変わってくると思いますので、ほんとにざっくりとした一例です。

今回は本社が東京にあり、そこに倉庫がふたつあるようなイメージでやってみます。

サイトの作成

設定は以下の場所から行います。

[倉庫管理] モジュールの [設定] > [倉庫] > [サイト]

左上の [新規] ボタンを押して新規レコードを作成し、必要最低限な情報として今回は次の通り設定しました。

サイト … “1” (コード)
名前  … “東京本社”

本当は住所や目的も設定すべきですが、今回は省略します。

 

倉庫の作成

設定は以下の場所から行います。

[倉庫管理] モジュールの [設定] > [倉庫] > [倉庫]

左上の [新規] ボタンを押して新規レコードを作成し、必要最低限な情報として今回は次の通り設定しました。

先ずはトランジット倉庫という “移動中の物の在処” 的な意味合いの倉庫を作成しておきます。

倉庫  … “1-tr”
名前  … “東京本社 – トランジット倉庫”
サイト … “1” (東京本社)
タイプ … “通過”

 

トランジット倉庫が作成できたら、続けてふたつの倉庫を作成します。
その際、倉庫のタイプは “既定” で、トランジット倉庫に上記で作成した倉庫を設定します。
倉庫に入れるなどの際の検査を Dynamics 365 の機能で管理する場合は検査倉庫も設定する必要がありますが、今回は省略します。

 

今回は以上になります。

Dynamics 365
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